8/5(土)に第5回目となる保育キャリアセミナーを実施しました。二つの保育園から2人の園長先生と、7つの保育者養成校から10人の学生さんたちが集まってくれました。
保育キャリアセミナーでは、
●ともに学び合うこと(園長でも学生でも、同じ学び合う人としてそこにいること)
●違いを楽しむこと(違うことはよい結果を導き出す一助となることを体感する)
ことを大切にしています。
そんな時間を、参加してくれた学生さんたちにレポートしてもらいました!
第二弾は3年生の一道くんです!
存分に保育キャリアセミナーという場を使って、学び合ってくれたみたいでとてもうれしいです!
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東京都市大学の伊藤 一道(かずみち)です。
楽しかった保育園の実習が終了し、普段通りの落ち着きを取り戻していく中でこのイベントをTwitterで知り、参加したいと思いました。
そのキッカケは
・一人暮らしで家にいてもどうせ暇だから。
・お弁当が出るから。
・図書カードがもらえるから。
でもありますが(笑)
『色々な人と出会って、話し合って、自分にはない考え方に触れてみたい』
という気持ちが人見知りながら強くて、今回はそんなの気にせずに参加してみたいと思いました。
当日は多くの保育学生の方がいらしており、中には偶然私の知り合いも。
さらには、遠く青森からこのセミナーに参加された学生さんもいらしており高い行動力に圧倒されてしまいました。
何といっても魅力的に感じたことが2つの保育園から園長先生と事務の先生の方も参加されていたこと。
実習先の先生方に対しては、つい気を遣ってしまって出来なかった質問もここでは思いついたことはすぐ声に出して質問することができました。
私を含む今回の参加者にとっては、とても心強い環境だったのではないかと思います。
○わたしの大切にしていること
グループ内のすべての方とペアとなって、一人8分間話すという活動では、多くの方と情報を交換し合い、実習の出来事については共有しあうなど、とても楽しくコミュニケーションをとっていきました。
そして中には初対面ながらも、悩みや不安などについて話していただいた方も多く、さまざまなお話を聞くことができました。
「もっと話したかった」という声が聞こえてしまうほど、8分間がとても貴重に感じました。
○絵本を中心とした活動を考えてみよう
用意された絵本を中心とした活動をグループ内で考える活動では、実際に絵本を読んで、その内容から、私たちがどのような活動を子どもたちに提供していくのか考える活動を行いました。ここではグループ内のみなさんから様々な意見が聞けたことにより、自分には考え出せなかったアイデアがたくさん出て、「なるほど!」の連続でした。
実習前に一人で黙々と指導案を書くよりも、こうしてみんなで一緒になって考えた方が、お互い手助けになるのはもちろんのこと、同時に様々な考え方を取り入れることができると思いました。
○ふりかえりシート
各活動後「ふりかえりシート」を用いて自分自身を書いて振り返り、グループ内で共有しました。各活動時、どのような気持ちだったか、何を感じたのかをお互いが共有したことにより、様々な感想が飛び交って、そこでもグループワークの面白さを感じました。特に、自分の意見がグループ内で共有されたことを嬉しく思う感想が多く、会話をスムーズに進め、相手とのラポール(親和感)や自分自身の自己肯定感の形成において「共有」とはとても重要な役割を果たしていることがわかりました。
○プレゼントカード
最後にグループメンバーにメッセージを書いて、渡しあいました。
各グループメンバーの方からのメッセージを読んでみると、今までの自分には分からなかった(気づかなかった)自分のよさについて知ることができ、我ながら「自分にはこんないいところがあるんだ」と自信がつくようになり、今後もそのよさを自分にしかないものとして大切にしていきたいという気持ちにもなりました。
○このセミナーに参加してみて
「なるほど!」「その考えはなかった」と発見が次々と出てたおかげで、あらゆることを色々な角度から考えることが大切と強く認識しました。また、グループ内は「否定する」「押し付ける」という圧力がなく「共有する」ことが多いように感じ、自分の意見も共有されたときはとても嬉しく感じました。そのため、自分の意見が誰かによって聞かれ、共有された分、次は自分が人の話を聞いて否定せずに、尊重し、それをグループ内で共有できるようになりたいと思いました。
ただでさえ話すことが楽しく、様々な発見があり、今までに知らなかった自分と仲間に出会えうことができて、有意義な時間を久々に過ごすことができました。