<8/6保育キャリアセミナー>学生レポート②

こんにちは!国立音楽大学で幼児音楽教育を学んでいます。3年生のおいです。私は1年生の夏に行われた保育キャリアセミナーをTwitterで知り参加して以来、2回目の参加でした。話すのは大好きですが文章にするのは少し苦手な私ではありますが精一杯お伝えしたいと思います。

 

今回のイベントに参加した大きな理由は2点あります。

 

☆他大学の学生と知り合えて情報共有できる☆

 以前、一人で参加した時このイベントで知り合った仲間の存在はとても大きいものです。同じ分野の勉強をしているとはいえ大学によってカラーに違いがあります。ですが、同じ年代で感じている悩みや不安は一緒!中々再会は出来ていませんが、頑張っている姿にいつも元気を貰っています。

 

☆現役の保育士さんとお話しができる☆

 大学で所属している「音楽あそび研究会むっく」というサークルや個人でもボランティアとして現場に行かせていただくことはあります。ですが、直接近い距離で現役ベテラン先生方とお話しできる機会は滅多にありません。とても貴重な場だと思いました。

 

実際に参加してみて…

 

①    とにかく自己紹介が凄かった!

「わたしのこと、あなたのこと」と題されたこの自己紹介イベントには感銘を受けました。4,5人でグループに分かれそのメンバーでいわゆる「記者会見」を行うといったものです。キャストと呼ばれる質問を受ける人、質問をする記者と分かれ記者が5分間で3問ずつ質問を回していく。初めましての人なのにゲーム感覚で楽しくできたおかげかすぐに打ち解けることができました。とても不思議な感覚でした。

↑「わたしのこと、あなたのこと」の様子!いつの間にかお互いに関心が向いていきます。

 

②    保育士さんと一緒に悩み、保育の楽しさと深さを感じた!

「あそびをつくる」というワークをしました。ある絵本を題材にあそびを考えるといったものです。絵本を読むことに主眼を置いて指導案を書いてみる。といった経験はあったものの絵本から何か活動を考えるということは初めてでした。私のグループは「パンツはちきゅうをすくう」というパンツ好きの宇宙人がパンツで地球を救う。といった絵本です。私は普段音大で学んでいるのでリズムで遊ぶにはどうしたらいいか、何か方法はないかと考えはしたものの具体的な案にすることができませんでした。ですが現役保育士さんは絵本に記載された1シーンが運動会でやるパラバルーンに似ているとすぐ細かい計画を組み立てられていて驚きました。驚いたのはそれだ けではありません。私たち学生の意見を否定することなくどんどん使ってあっという間に一つのあそびではとどまらず1日の活動になるほど大きな指導案になっていったことに感動しました。1日の保育の流れはこんな感じで作られているのかと実感したと共に保育は一人ではなくみんなで協力してやっていくものなのだと改めて思いました。またこれを普段からやっているのが保育者の仕事なのかと強く感じました。

↑1つの絵本をもとに、学生と保育士さんが一緒に遊びを作っていきます

↑こんな遊びを作りました!

 

③    プログラムが濃厚だった!

ただワークをして終りではないのです。この保育キャリアセミナーでは、一つのワークごとに「ふりかえりシート」と使って振り返りをします。自分は何を感じたか、また他の人はどんなことを感じていたのか共有することで自分にない世界観を知り、また共感していただけたことにより自信にも繋がりました。

 

④    一生のプレゼント!

セミナーの最後にグループメンバーに向けてメッセージカードを送り合いました。大人になってから手紙を書くことは縁遠くなっていた私にはとても嬉しいものでした。「あなたの持ち味、アドバイス」1日過ごした仲間から先生から貰った言葉はきっと今後の私に勇気をくれると感じております。一生もののプレゼントです。

今回参加してみて、本当に良かった!と思う点ばかりでした。新しい環境で保育に対する想いを話す機会も日常生活にないですし話してみて私はこんなにも保育がしたい。子どもが好きなのだと感じることができました。また、ベテランになってもなお日々保育の理想を追い求め邁進なさっている先生方に感銘を受けたと同時にわたしもこんな先生になりたい!と憧れを抱きました。残り少なくなってきた大学生活も後悔無いように精一杯生きていきたいと思います。